12RIVEN 私的レビュー 「これはひどい」(ネタバレなし)

EVER17のキャラデザをされた滝川悠さんのHP見たら
個人的大好きコンビ1位のたけぴょん&田中優絵が昨日更新されてた。
ここに貼りたかったけどネタバレな絵なのでEVER17クリア済みの人は文中&文最後の関連リンクにURL書いておいたので見に行こう!
 
この絵のせいでやたら高まってしまったので12RIVENをネタバレなし程度にレビュってみます。
 
12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
公式HP:http://www.kid-game.co.jp/12r/
2008/3/13(PS)、2008/4/4(PC)発売
 
インフィニティシリーズからインテグラルシリーズへ。
完全なという意味を込めてインテグラル=∫で出したと思われる今作。
KIDの自己破産やら発売延期と色々あったがサイバーフロントがKIDの版権を引き継ぎ発売
 
『スタッフ』
監督:若林健
原案・脚本・脚本監修:打越鋼太郎
キャラデザ:滝川悠&bomi
音楽:阿保剛
 
打越さん、阿保さんはインフィニティシリーズ・メモオフシリーズでお馴染みですね。
滝川さんはEVER17でお馴染み。
  
『シナリオ』
 
打越さんが原案・脚本ですが、他に4名脚本担当でいます。
ギミック的には過去インフィニティシリーズの中ではEVER17に近い感じのような気がする。
主に違う点は話の難解点。
 
識閾下やらなんやらやたら難しいです。
小難しい話が好きな人はいいですが決して万人受けするとは言えないのでインフィニティシリーズをやってからでないとプレイするのは酷。
 
ただ設定やら謎やら風呂敷をかなり大量に広げていくも終盤一気に伏線等を回収し畳んでいくシナリオはここでもちゃんと継承されています。
 
今回も騙されるんだろうなーと思いながらプレイして
まんまと騙されて、え!?え!?と真相が解明していく度に気持ちよくなりましたね。
 
主人公の錬丸がやたら小難しい話に理解をしめしてたり知識を持ってたり、メインヒロインのミュウがちょと電波はいってたり。説明しよう!的な台詞に聞き飽きたりするけど先が気になる熱中度はヤバイです。
 
主人公視点がたくさん切り替わって感情移入がしずらいっていうレビューをよくみますが逆にこれがこのゲームの見所。
 
 
『グラフィック』
 
こ れ は ひ ど い
 
キャラデザの人が可哀想としか言えない。
立ち絵はいい感じです。
キャラデザの人が監修しているってのもあるので。一部はちと微妙ですが。
 
錬丸編キャラデザ担当滝川悠さん

 
HP:http://www.lovepockets.net/
 
鳴海編キャラデザ担当bomiさん

 
HP:http://www012.upp.so-net.ne.jp/bom/
 
 
錬丸編と鳴海編でそれぞれ立ち絵が変わってきます。
例えば霧寺&遊々&チサトの場合
 
滝川さん総監修



 
bomiさん+α監修
 



 
こんな感じ。
 
で、問題となるのが一枚絵。これはひどかった。アニメでよくみる作画崩壊状態がかなりありましたね。
Mookという会社に外注したみたいですがひどい。
 
その代表がこれ。遊々の初登場シーン
 

 
周りどんだけー!
モブキャラだからって適当すぎるだろ。
ほかにも
 



 
こんなのとか、色々と残念な画像がところどころ。
 
 
〜2007.10.02 滝川悠さんHPより〜
 
12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』は発売延期となったようです。
公式HPにてお知らせが出ているようなので、そちらでご確認くださいませ。
 
ちなみに私はこの作品において、キャラクターデザインと販促イラストのみを担当させてもらっています。…が、ゲーム内CGの一部(私の関わるところの極一部)を見せていただいたところ、自分なりに考えて納得しかねるところが見つかったので、その修正作業もほんの少しだけお手伝いさせていただいてる現状です。…ですが、基本的にはゲーム内CG原画作業はやっておりません。(変な日本語ですみません…。拍手コメで多い質問でしたので答えてみました。)
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
結果
 


 
 
こんな感じでおそらく滝川さんが修正したっぽい絵がちらほら。

bomiさんの絵柄を知らなくて申し訳ないんですが多分修正したorまともっぽいの。


 
一枚目の赤ん坊を背負うシーンは上のほうにある絵と同じシチュエーションです。
同じシチュエーションでも描く人によってこれほど違うとは・・・。
  
 
こんな感じでシリアスな場面でも画像のせいで吹き出しちゃうことがしばしば。
某あの人達が取っ組み合うシーンとか、格闘シーンとか色々ね!
滝川さんの立ち絵をみた途端に癒されるゲームだった。

 
ちなみに滝川さん曰くミュウ→田中優清春香菜、遊々→松永沙羅をイメージして描いたらしいっす。
遊々がつよきすの近衛素奈緒に似てるなと思ったのは内緒。

 
 
『システム』
 
KIDのシステムということで問題なし。
スキップとジャンプ機能は使いやすかった。
OP、EDが飛ばしづらいとか使いづらい点もあったけど水準以上だしOK。
 
でも

デバックはちゃんとしましょう!
こんな感じで吹き込んでいくのかと知ることは出来たけどw
 
 

『音楽』
 
心に残る旋律みたいなのはなかったけど
ところどころ効果的な音楽でかなりよかったです。
緊迫感も伝わってくる。
 
『総評』
 
一枚絵関係で色々書いてしまったが目玉はシナリオなのでインフィニティシリーズをやったことある人は是非やってみよう。
やったことない人は最低でもEVER17やってからプレイすべし。
N7&E17よりもシナリオが難解だけどR11よりかはシナリオ難解じゃないっす。終盤のシナリオがわかってきた時の気持ちよさはこのシリーズならではですね!
評価が高いインフィニティーシリーズのプレッシャーにも負けずこのクオリティを出せたことは評価に値します。EVER17が神すぎるので仕方ないっす。
 
一応先行体験版はニコニコでも見れます
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2054144
絵が微妙なとこありますが製品版では『若干』修正されています
 
延期の理由はシナリオが遅れていたこともそうですが、こういう絵の崩れを直していたことも要因みたいですね。修正しなかったらどうなってたことやら・・・って話しですけど。
 
なにはともあれやってみてよかった作品、これからも応援していきたいと思います、頑張ってください!
 
関連リンク

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/12RIVEN_-the_%CE%A8climinal_of_integral-
 
12RIVEN公式サイト
http://www.kid-game.co.jp/12r/
 
原案・脚本監修:打越鋼太郎(うちこし こうたろう)『メカ文書β』
http://www.mechb.net/
 
キャラデザ:滝川悠(たきがわゆう)『ラブポケ』
http://www.lovepockets.net/
 
キャラデザ:bomi『bo226』
http://www012.upp.so-net.ne.jp/bom/
 
音楽:阿保 剛(あぼ たけし)『VAL-SOUND』
http://park14.wakwak.com/~valsound/